電子工作とは、ICやトランジスタなどの半導体、電子回路を構成する抵抗やコンデンサ・コイルなどの電子部品をプリント基板に取付、部品のリード線を半田付けしながら電子回路を構築する、このような流れで行う工作の総称です。電子工作には、自ら回路の設計を行ってプリント基板に半田付けするやり方、ネットの中で公開されている電子回路を使って組み立てるやり方、そして必要な部品が全て揃っているキット品の3種類があります。ICを使うときには、ICソケットを使えば初めての電子工作でも完成度は高くなりますし、半田付けに慣れてないとICを熱破壊させてしまうのでICソケットが有れば安心です。ICソケットは、ICを挿入するための電子部品の一つです。
ICは用途によりピン数などが異なるのですが、ピン数が多くなると熱破壊のリスクも高めです。熱破壊は、半田ごてを長い時間部品に当てることで熱により部品が壊れてしまうもの、ICなどの半導体は熱に弱い性質を持つので半田付けにあまり慣れてない初心者はICソケットを使うのがおすすめです。キットなどの場合は、あらかじめ部品の一つで含まれていることもあるのですが、キット内容の確認を行って付属していないときにはキットを買うときに一緒に買うと良いでしょう。また、ICソケットはICの抜き先が自在にできるので使い回しをしたいときや幾つかの部品を交換しながら比較をしたいときなど役立つ存在になってくれます。